SV-4 EF86差し替え試聴記

SV-4の初段増幅真空管はEF86という五極管です。SV-4に付いてくるEF86はSOVTEK社製です。ザ・キッと屋さんの店主日記を読んでいて、12AX7を差し替えることで音の雰囲気が変わることに目をつけました。ザ・キッと屋さんでは、真空管の単品販売をしていることから大橋さんに電話連絡をして、SvetlanaのEF86の在庫があるかを確かめると、在庫があるとのことだったので、早速注文をしました。SOVTEKとSvetlanaのEF86でどのくらい音の雰囲気が変わるかのレポートを書いてみたいと思います。

SV-4に付いてくるSOVTEK社製のEF86です。
違う角度から写してみました。SOVTEK社製のEF86は全体的に癖のない音を出してくれます。ヴォーカルも弦楽器もどこが出っ張るでもなく、素直な感じがします。ただ、ベースが演奏されるときに弦が指板に当たった時の音にやや物足りなさを感じました。
Svetlana社製のEF86と箱です。前の「S」ロゴではなくなり、最近ではこのロゴになっているそうです。SOVTEK社製のEF86と見比べると、シールドの感じが少し違います。
シールドの感じがよく分からないので、クローズアップで撮ってみました。
Svetlana社製のEF86の音は、中低域も豊かになりましたし、広域も伸びがよくなり、先に書きましたベースの弦が指板に当たるときの音がとても「ほうっ!」って思えるくらい変りました。ベースの音がカッチリとそして豊かになりました。