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ザ・キット屋さんからTU-872が送られて来ました。写真には1箱しか写っていませんが、2箱持って来てくれた運送屋さんのお兄さんの顔は重さでひきつっていたかのようだったと妻が言っていました。運送屋さん、ありがとうございました。
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箱を開けて中のパーツを出してみました。とてもコンパクトにまとめられていました。トランス、シャーシなど重い物が箱の底に入れられており、出す時に腰に注意しながら出しました。
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エレキットの真空管アンプキットはプリント基板を使用して組み立てていきます。手配線による自由度はありませんが、ミスをしにくいのがメリットではないでしょうか。
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TU-872の組み立てマニュアルです。順序立てて組み立てていくことが容易なように書かれています。更にその段階で必要なパーツのチェックリストがあり、必要なパーツを事前に小分けして準備をしておくことでパーツの取り付けミスを減らすことができます。
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TU-872の小物パーツ類が収められた袋です。綺麗にまとめられているのですが、抵抗、コンデンサ類は基板ごとに小分けされている方が数量確認などにも時間がかからなくていいのではないかと思いました。
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上の二つが出力トランスです。TU-879の出力トランスと比べてもとても大きく、物量を投入しているのが判ります。
下が電源トランスです。Rコアのお馴染みのトランスですが、これもTU-879のトランスよりも大きいです。2A3を直流点火する回路になっているため、電源にも気を使っているトランスです。
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真空管の外箱です。TU-872で使用する真空管は当初はクラシックコンポーネンツ社(CCI)ブランドのものだったようですが、2A3のエミッション不良があったようで、SOVTEK社の2A3に変更になっていました。CCIの2A3は2枚プレート、SOVTEKの2A3は1枚プレートと構造が違います。私が聴いてみたかった2A3は1枚プレートの2A3ですので、ちょうどよかったと思いました。
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初段の低μ電圧増幅管の6SN7GTです。とてもこじんまりとして作りもシンプルです。TU-872ではパラ動作ではなく、二段増幅をしています。
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電力出力管の2A3です。SOVTEKの1枚プレート構造の物で300Bと同じプレートということです。作りもとてもしっかりしています。製造は2004年3月のようです。2A3が今でも作られているというのはとても嬉しくもあり、有難いことですね。
私はこの形、2A3という管名の響きにあこがれ続けてきました。始めてこの管を知ったのが中学の時に読んでいた「ラジオの製作」という月刊誌です。あの頃がとても懐かしいです。
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A基板です。この基板は増幅回路が収められていてTU-872のメイン基板です。
この基板に2A3と6SN7GTのソケットが付きます。
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B基板です。ここには音量調整用の可変抵抗(VR)が付き、パイロットランプ代りの発光ダイオードが付きます。
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C基板です。入力切り替えSW、Tape切り替えSWのシールドをするための基板です。
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D基板です。ここはアンプに電源を供給するための回路が組み込まれています。
6SN7GT、2A3ともヒータ、フィラメントは直流点火なので、ここでブリッジ整流をして平滑しています。
高圧はMOS-FETによるリップルフィルタ回路が入っていて、低リップルの高圧を供給しています。
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E基板です。入力・録音出力端子が付きます。ここから切り替えSWまでの配線は事前に作られているケーブルで配線をします。
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F基板です。この基板は回路的な役割はありませんが、電源SWを六角スペーサに取り付けるために使用します。
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