エレキット社製 TU-879 製作記

エレキットのTU-879(6L6GC シングルアンプ)を入手しました。このTU-879は出力管に6L6GCを使用していますが、EL34、KT66、KT88等へ回路変更なく調整をせずに差し替えをすることができるという特色を持っています。
このアンプに付いてくる6L6GCはST管の様な面持ちでとても好きな形です。出力も8.5W+8.5Wと充分にありますので、サブ機という位置づけではなく充分メインとして使用することができるアンプだと思います。私は今回このアンプは寝室のシステム用にすることにしました。

TU-879の外箱
TU-879の外箱です。もっと大きいと思っていたのですが、かなりコンパクトです。でも、ずっしりと重いです。
パーツ類
TU-879のシャーシ類を除いたパーツです。綺麗に梱包されています。説明書を見ながら不足のパーツ、破損などが無いかを確認していきます。
TU-879の組み立て説明書
組み立て説明書です。初心者でも判りやすいように部品の絵入でパーツの種類や数が書かれています。また、抵抗もΩ数と一緒にカラーコードが書かれていますので、パーツの確認がとてもし易くなっています。
TU-879の基板
基板です。A基板からE基板まで一緒になっていますので、B、C、D、E基板をA基板から切り離します。でも、説明書をよく読んでもE基板を使用するようには書かれていないんです。ボリューム用の基板のような気もしますが…。
パーツを組み込んだ基板
A基板にパーツを取り付け終わりました。なかなか綺麗にできるのもプリント基板ならではだからでしょうね。とても簡単にできます。
基板の半田面です
基板の半田面に付けるのは電解コンデンサ、ヒューズフォルダなどです。この時点で電解コンデンサの取り付けに間違いがあることを発見。C13、C15の電解コンデンサ(100μF400V)はパーツ面ではなく、半田面に取り付けなくてはならないのです。説明書にも「※はんだ面(ウラ面)に取り付け」と大きく書かれていました。よく読まないで付けてしまいました。
C13、15を外した基板
パーツ面からC13、C15を外したところです。よく見るとシルク印刷で「ウラ面に取り付け」と書いてありました。ああ、恥ずかしい…。外したところで、LINE1、2、NFB用の2芯シールド、ACコードも配線しました。
ウラ面にC13、15を付け替えた
指定のとおりにC13、C15をウラ面に付け替えました。こうしないと基板を組み込んだときにC13、C15の厚みが邪魔になるようです。
電源トランスを配線
電源トランスをA基板に配線をしました。説明書に書かれているように、電源トランスから出ているリード線は同じ色のリード線をねじり合わせ、誘導ノイズを打ち消すようにします。
シールドパネルに取り付け
シールドパネルにスペーサーを取り付け、A基板、電源トランス、ボリュームを取り付けます。この時に、電源部のリップル除去用のFETのねじを外しておくことを忘れないようにします。FETはシャーシに共締めにされます。