6AK6

RCA(JRC)製の6AK6
☆出力管 6AK6 RCA(JRC)製

 ピン接続が7BK系のRCA製の6AK6です。管名が1違っただけで随分と違う球になるものだと思っていて、ず〜っと気になっていました。この球は1本500円でしたので2本購入しました。1952年製で米海軍の錨のロゴが入った軍箱に入っていました。この球はパワー管でプレート損失が2.75Wありますので、スピーカも充分にドライブできました。
 ヘッドフォンで聴く音は低域は重心が低く、中域は豊かで、高域はまろやかな感じに出ているように思えました。RCA製とは電極構造の違うGE製の6AK6も欲しくなってきました。

GE製の6AK6
☆出力管 6AK6 GE製

 GE製6AK6です。この球も1本500円でしたので2本購入しました。ヒータ電流が0.15Aと、とても省エネ管でありながら出力管という特徴をもつ6AK6で、陰極材がそうとう特殊なのだろうと思います。
 音は低域がはっきりとしていて重心も低くしっかりと出ているように感じます。高域は素直に出ていますし、中域も申し分のない出方のように感じます。

RCA製?の6AK6
☆出力管 6AK6 RCA製?

 クラシック・コンポーネンツさんで見つけたRCA製と思われる6AK6です。誰も見向きもしないようなところに置かれていました。1本500円で2本購入しました。なぜ「RCA製と思われる」と書いたかと申しますと、管壁のプリントがいかにも後からプリントしたっぽいものでしたので。でも、6AK6のような不人気球をリプリントしたところで価格を高価に設定できるとも思えません(1本500円でしたから)。クラシック・コンポーネンツさんではGE製の6AK6は800円しますので、このリプリントがどのような意図で行われたのかは不明です。
 音は低域から高域までしっかりとでる球で、青色LED3個でちょうどいい球です。プレートもニッケルで綺麗なので結構気に入っている球です。